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■OODAループ解説の決定版
自衛隊幹部学校戦略教官が、アメリカ軍のドクトリンを一変させ、欧米企業が競って導入しようとしているOODAループなどの米軍式意思決定法を徹底解説した1冊。
機動戦が重要になってきた理由から、新旧の意思決定法のメリット・デメリット、軍隊でこれら意思決定法が具体的にどのように活用されているかを詳細に紹介していきます。
■「時間次元の優位」を確保しなければ、もはや競争には勝てない
20世紀までは「作戦を開始してからのスピード」が重視されていましたが、現代の情報化社会では「作戦を立案・決定するまでのスピード」が重視されるようになっています。
そのことにいち早く気がついた退役軍人のジョン・ボイドは、OODAループ理論を考案しました。
彼の理論は、アメリカ軍のドクトリンを一変させ、いまや欧米企業やエリートが競って導入しています。
不確定要素がいっぱいで、刻々と状況が変化しつづける現代では、「時間次元の優位」を確保しなければ、もはや競争には勝てないのです。
■上級幹部必読の書
「軍隊の運用戦略」と「ビジネスの経営戦略」には共通する部分が多々あり、21世紀はビジネスの世界でも「時間次元の優位」を確保しなければ競争に勝つことは難しいとされます。
その意味で、ビジネス組織の経営層・マネジメント層も、軍隊の意思決定法から学ぶことは多々あるはずです。
軍事戦略に関心があるミリタリーファンだけでなく、組織のマネジメント層にも読んでほしい1冊です。
■目次
第一部 軍隊の意思決定とは何か
1章 軍隊とは何か
2章 指揮官と幕僚の技能
3章 軍事意思決定法の種類
第二部 軍事意思決定とビジネス
4章 工業化時代の軍事意思決定法の問題点
5章 ボイドのループ型軍事意思決定論
6章 ループ型軍事意思決定法の特色
7章 タイム・ベース競争戦略
8章 いかにして経営テンポを速めるか
9章 任務の理解
第三部 軍事意思決定の手順
10章 状況の把握と行動方針の案出
11章 行動方針の分析──ウォー・ゲームの手法
12章 行動方針の比較と決定
13章 作戦実施型の直観的意思決定法
【主要参考図書】
■著者略歴
中村好寿(なかむら・ひさとし)
1943年(昭和18年)、広島県三次市に生まれる。防衛大学校、スタンフォード大学大学院で学ぶ。防衛大学校助教授、米海軍大学院客員講師、米国防大学客員研究員、陸上自衛隊東北方面総監部幕僚、陸上自衛隊幹部学校戦略教官、ジョージア工科大学客員教授、防衛研究所主任研究員を経て退官。現在、軍事アナリスト
著書に『軍事革命(RMA)──“情報”が戦争を変える』(中央公論新社)、訳書に『フラー 制限戦争指導論』(J・F・C・フラー著)などがある。
※本書は、東洋経済新報社から発行された『ビジネスに活かす! 最新・米軍式意思決定の技術』を再編集・改題した内容になります。