新刊『元F-15パイロットが教える 戦闘機「超」集中講義』(船場 太・著)を4/19より発行します

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【仕様】
[電子版] 980円(税込)
[紙書籍版] A5判並製、200ページ(二段組み)、1色、ISBN:978-4-909400-87-1、1,600円+税
【発売日】4/19(金)


【内容紹介】
■戦闘機パイロットはこう学んでいる!
Twitterで人気の元戦闘機パイロットが、勘違いされがちな航空知識を分かりやすく解説!

ステルスや航法といった「航空の科学」や、
機動テクニックや超音速飛行前後の機内の様子といった「パイロットとしての経験談」、
対領空侵犯措置やアラート勤務といった「航空自衛隊任務のディテール」まで、
本書を読めば、戦闘機・航空の世界をより深く体系的に理解することができるはずです。

元戦闘機パイロットだから書けた、もう一歩深く知りたい航空ファンのための1冊!

■目次
第1話 パイロットは何を身に付けているか──航空自衛隊の装備品
第2話 レーダーで何が分かるのか──レーダーの原理
第3話 横風で所要時間は長くなるのか──航法①
第4話 戦闘機パイロットの育成が楽になった?──操縦教育
第5話 「五輪」と「サクラ」ではどちらが描くのが難しいか──ブルーインパルス①
第6話 対領空侵犯措置で何を行なっているのか──スクランブル①
第7話 ミサイルを撃たれたら逃げられるのか──空対空ミサイル
第8話 ベイパーコーンの正体とは?──超音速飛行中のコクピット
第9話 アラート勤務とはどのようなものか──スクランブル②
第10話 スモークと飛行機雲の違いとは──ブルーインパルス②
第11話 飛行中に風を測定する方法──航法②
第12話 スピンに入りやすい機体、入りにくい機体──スピン
第13話 横風が吹いていても上手く着陸する方法──着陸
第14話 なぜベテランでもバーティゴに入ってしまうのか──航空医学①
第15話 G(重力加速度)は実際どのくらいきついのか──Gと航空力学
第16話 基本だけど意外と難しいエルロンロール(横転)──機動テクニック
第17話 捜索救難とはどのように行なわれるのか──捜索救難
第18話 なぜ空中で衝突するのか──コリジョンコース(衝突コース)
第19話 「重量」から見る航空機の運用のされ方──性能諸元と運用
第20話 X-2で学ぶステルスの科学──ステルス性
第21話 ベクターノズルで空戦に強くなるのか──未来兵器と戦闘機
第22話 空酔いと乗り物酔いの違い──航空医学②

■著者略歴
船場 太(ふなば・ふとし)

東京都生まれ。1988年(昭和63)航空自衛隊へ入隊。1993年(平成5)にF-15J操縦士として配置され、1997年(平成9)に操縦教員、2002年(平成14)にテストパイロットしてT-X(のちのT-7)開発を担当する。2009年(平成21)に航空自衛隊を退職。
以降、航空機使用事業会社と航空運送事業会社を経て、2015年(平成27)にイー・フライトアカデミーを立ち上げ、パイロットや管制官など航空関係の資格取得をサポートしている。
また、「空飛ぶたぬき」のハンドル名で、YouTubeやTwitter上にて航空に関する情報を発信している。

■編集担当者のコメント
本書は、著者が動画やブログで書いていた内容をもとにつくられました。
戦闘機パイロットは操縦技術以前に、力学を含め航空全般を理解しておく必要があると聞きますが、著者が情報を羅列するのではなく、本質的な部分から丁寧に解説しようとしている点がとてもユニークだと感じたので、ぜひ本の形にしたいと考えました。

ベクターノズルがどういった場面で役に立つかや、操縦の腕はどこに現れるのかなど「実際に操縦していた人にしか分からない運用者視点」はやはり貴重で興味深い情報のように感じました。
また、航法やバーティゴ、空中衝突といった、これまであまり取り上げられてこなかったけど実は重要なテーマにも焦点を当てています。
「パイロットが何を考えて操縦しているか」が分かると、戦闘機・航空の世界がより深く理解できるようになるはずです。