歴史・人文

信長の家臣団【増補版】: 革新的集団の実像

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■織田軍団の「違った一面」が見えてくる!
メジャーな司令官から、日の目を見なかった名将、陰で軍団を支えた官僚・親衛隊まで37人を詳しく紹介!
有名な武将であれば意外な側面/評価が、あまり知られていない武将であれば意外な役割/貢献が分かる!

例)
荒木村重──なぜ信長を裏切ったのか? 優秀すぎた余所者の悲劇
平手政秀──信長を思って切腹したわけではなかった!?  実は「最大の抵抗勢力」
河尻秀隆──鬼畜・家康に歴史を塗り替えられた「信忠軍団随一の功労者」
前田利家──目立った勲功はなくとも出世した「計算高き武人」
美濃三人衆──遊撃隊として重宝されるも使い捨てられた「戦争屋」
塙直政──生きていれば秀吉に出番はなかった「政権初期の出世頭」

通説となっている合戦・事件・エピソードについても、膨大な資料を詳細かつ多面的に分析することで、新しい解釈を提案。

■「はじめに」より抜粋
本書で取り上げた人物は、今日のビジネスで喩えれば、織田家という新興企業の「事業部長」として信長の征服事業に貢献した武将たちである。家中での競争に敗れ、あるいは悲運に斃れたせいで一般には無名の人物も含まれるが、少なくともある一時期に織田家の事業活動の重要な一翼を担ったという点で共通している。彼等の事跡について個別にスポットライトを当てることで、日本史を塗りかえた織田家という革新的組織の実像を浮き彫りにするのが本書の狙いである。

■目次
第一章 信長の親衛隊
一 佐々成政──信長を暗殺しようとした男
二 菅屋長頼──織田家の監察官
三 美濃三人衆──信長直属の遊撃部隊
四 丹羽長秀──器量の限界
五 梁田出羽守・広正──桶狭間戦の陰の殊勲者
六 堀秀政──名人と呼ばれた男
第二章 歴史を彩いろどった男たち
一 滝川一益──もう一人の秀吉
二 織田信忠──後継者の育成
三 池田恒興──信長の乳兄弟
四 蒲生賢秀・氏郷──小心者の功罪
五 森一族──忠義に身を捧げた男たち
六 高山右近と中川清秀──蝙蝠の意地
第三章 反逆者の肖像
一 織田信勝と林秀貞──改革者と抵抗勢力
二 松永久秀──梟雄対英雄
三 荒木村重──余所者の悲劇
四 明智光秀──天下を望んだ男
第四章 悲運の将星
一 佐久間信盛──走狗の運命
二 平手政秀──最大の抵抗勢力
三 前波吉継──捨て石にされた武将
四 河尻秀隆──家康に貶められた武将
五 柴田勝家──武人の生き様
第五章 異色の群像
一 塙直政──文武両道の才人の蹉跌
二 九鬼嘉隆──織田水軍の司令官
三 前田利家──計算高き武人
四 松井友閑と今井宗久──情報と経済を制する者
五 羽柴秀吉──実務家の栄光と限界
第六章 臣従を選択した大名たち
一 宇喜多直家──戦国のピカレスク・ロマン
二 徳川家康と酒井忠次──弱者のサバイバル戦略

■著者略歴
樋口晴彦(ひぐち・はるひこ)
1961年生まれ。1984年に東京大学経済学部卒、国家公務員上級職として警察庁に採用。以後、国際捜査研修所第一研修室長、愛知県警察本部警備部長、四国管区警察局首席監察官等の役職に就くほか、外務省情報調査局・内閣官房内閣安全保安室に出向。1994年にフルブライト奨学生として米国ダートマス大学ビジネススクールでMBAを取得。2012年に組織不祥事の研究で博士(政策研究)を取得。現在、警察大学校警察政策研究センター教授。
主な著書に『信長の洞察力 秀吉の決断力』『本能寺の変──光秀の野望と勝算』(学研プラス)、『レイテ決戦』(光人社)、『悪魔は細部に宿る 危機管理の落とし穴』(祥伝社)、『なぜ、企業は不祥事を繰り返すのか』(日刊工業新聞社)、『東芝不正会計事件の研究』(白桃書房)などがある。

※本書は、学研パブリッシングから発行された『信長の家臣団』に新たに「第六章 臣従を選択した大名たち」を加え、電子書籍用に再編集した内容になります。

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