電子書籍『柳沢吉保 教科書が教えない元禄政治の実像』(江宮隆之・著)の配信をスタートしました。

《柳沢吉保は本当に悪大名だったのか?》
時代劇ではいつも、「将軍・綱吉に取り入り、善良な人々を苦しめる悪徳大名」とされてきた側用人・柳沢吉保。
しかし彼は本当に悪い政治家だったのか? 本書はこの疑問を検証します。

《「生類憐れみの令」は民衆を苦しめたのか?》
それと同時に、5代将軍・徳川綱吉や当時の元禄時代についても再検証します。
教科書では、愚かな将軍・綱吉は犬に異常に執着して「生類憐れみの令」をつくり、民衆を苦しめたといいますが、これも果たして本当のことだったのでしょうか。

綱吉の元禄時代とはまさに「経済の転換期」でした。
武士は軍人から官僚への変身を求められ、さまざまな権力の争いが行なわれていたのです。
本書を読んで、その構造を理解することで、「なぜ柳沢吉保の悪名はでっち上げられたのか」が見えてくるでしょう。

■本書の内容
はじめに……柳沢吉保は本当に悪人だったのか
第一章 吉保と綱吉……将来を期待されていなかった二人
第二章 将軍綱吉の実態……5代将軍・綱吉は愚かな人物だったのか?
第三章 生類憐みの令の真実……あまりにもかけ離れた事実と伝承
第四章 吉保を巡る謎……「吉保の子は綱吉の子」は本当か?
第五章 吉保の真の実力……まさに経済の”転換期”に必要とされた人材
第六章 忠臣蔵の人々……赤穂浪士を死に追いやった犯人?
第七章 負け組の悲願、甲府城主に……甲府と武田家の再興は吉保の大きな功績
第八章 将軍綱吉の死……後ろ盾の綱吉死後も幕府の重鎮として存在
第九章 柳沢一族の繁栄……没落したという話は真っ赤なウソ!?
おわりに……三百年の無実の鬼、柳沢吉保

■著者略歴
江宮隆之(えみや・たかゆき)
一九四八年山梨県生まれ。中央大学法学部卒業。一九八九年、『経清記』(新人物往来社)で第十三回歴史文学賞、一九九五年、『白磁の人』(河出書房新社)で第八回中村星湖文学賞を受賞。著書に、『北条綱成』(PHP研究所)、『写楽の首大江戸瓦版始末2』(ベストセラーズ)、『黒田官兵衛』『小早川隆景』(学習研究社)、『風のささやき』『母ちゃん(オンマ)』『母人形』『二人の銀河鉄道卜嘉内と賢治』(河出査房新社)など著書多数。